
糖尿病について

「遺伝」とコントロールは別問題
糖尿病の発症原因は多岐にわたります。
普通の人と同じ生活していても遺伝的素因が強いために若くして発症する方も多く来院されます。
よって、親子、兄弟で来院されている患者さんは多いですが、遺伝的素因が強くても血糖コントロールは別問題で、必ず良いコントロールは可能です。
効果的な治療のために
血糖を低下させるインスリンは最初肝臓で作用するので、脂肪肝や内臓脂肪の多い状態は不利な状況といえます。
ですから、食事療法や体重の管理が重要になるわけです。


治療の根本
糖尿病を発症しても重篤な合併症が出現することなく一生を終える人と、神経症、網膜症、腎症が進行し失明や透析管理になる人はどこが異なるのか?
糖尿病の治療の根本は合併症を起こさないこと、また合併症を進行させないことです。
自分が現在どのステージにいるのかを理解することは合併症の抑制、進展予防には必要です。
血圧管理
今日では、HbA1cだけでなく、血圧の管理を持続させることの重要性が再認識されています。
糖尿病治療は動脈硬化を如何に抑えていくかの新しい局面にはいっています。


代謝と食事
同じ食事をしていても食後の血糖が上がり下がりするのは理由があります。体の代謝が悪い状態だとインスリンや薬の効果が弱くなります。また体重が1~2Kg太っただけでも同様のことが生じます。 よってあまり食べていないのに血糖が高いといった感覚を生じるのです。
インスリンが一日10単位以下位の場合ですと、入院によりインスリンが必要なくなる人も多くみられます。代謝の改善、食事の再確認は思わぬ効果が期待されます。
栄養指導
食事指導は個別指導、試食会、バイキング教室を行い、患者さまとの信頼関係を大切にすることを心がけています。
試食会は毎週火曜日から金曜日まで実施しております。
実際に食事を体験し安心した食生活を送っていただけるようサポートしています。お申込みは、事前にお問合せください。

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糖尿病はどんな症状が出ますか?重症高血糖の時は口渇感、多飲、多尿、疲労感、こむらがえり等の症状の出現がありますが、通常は無症状です。 下肢のしびれが出現するのは、発症してコントロール不良が続いた人のみです。
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尿糖が出たらどうしたらよいですか?健診などで尿糖を指摘され、医療機関を受診したら、必ず採血して血糖値を測定してもらってください。 尿糖の再検で尿糖が出ていないと言われても、それだけで判断してはいけません。
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太っていないのに糖尿病と言われたのですが?日本人の糖尿病は肥満でない人が半分以上います。家族、親戚に糖尿病があると、 肥満と診断されない程度の体重でも発症し易いようです。 確かに、素因があり家族歴がない人は脂肪がインスリンの作用を邪魔し発症しやすいですが、 太っていないからといって安心はできません。

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